これは、PDPSを用いて見出されたCA9という標的に結合するペプチドと放射性物質を結合させたRI-PDCで、腎細胞がんを対象とした開発を進めています。
日本のがん治療の中心的な存在である、国立がん研究センターと協働し、自社プログラムとして初めての患者さんへの投与を行いました。
今回の試験はPhase0試験(ヒューマン・イメージング試験)ということで、診断用の核種である64Cuで標識したペプチドを投与し、狙い通り患者さんのがん組織に集積するかをPETイメージングによって評価するというものです。
ペプチドリームは近年RI(放射性医薬品)領域へのフォーカスを進めてきました。PD-32766の臨床研究は、RI-PDCの薬としての実用化を目指す重要な第一歩となります。
今後の進捗についてもまたお知らせさせて頂きますので応援いただけたらと思います。
2024/4/26 PD-32766の臨床研究を開始します
2023/11/28 国立がん研究センターと自社RI-PDCプログラムの臨床研究を実施します
2023/11/1 自社プログラムの開発候補化合物を選定しました

ペプチドリーム広報の沖本です
生命工学系の大学院を卒業後、出版社、証券会社をへて昨年よりペプチドリームに入社しました。わかりやすくリリース内容や技術内容をお伝えしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。