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Our Drug Discovery Strategy 当社で展開する創薬アプローチ

当社では、当社独自の創薬開発プラットフォームであるPDPS(Peptide Discovery Platform System)により、ターゲットタンパク質に対して高い結合性・特異性を有する特殊環状ペプチド(ヒット化合物)を同定した後、大きく分けて3つの創薬アプローチ(①ペプチド医薬品/低分子医薬品、②ペプチド薬物複合体(PDC:Peptide Drug Conjugate)医薬品、③多機能ペプチド複合体(MPC:Multi-functional Peptide Conjugate)医薬品)で創薬研究開発を行っています。

① ペプチド医薬品/低分子医薬品

取得したヒットペプチドを出発点に、医薬品として求められる各種要件(生物活性、選択性、投与形態に沿った製剤、体内薬物動態等)を最適化し、ペプチド医薬品候補化合物へ仕上げるのが当社の基本的なアプローチとなります。その最適化においては、ペプチドとターゲットタンパク質の複合体を、X線やクライオ電子顕微鏡などにより立体構造解析を行い、抗体と同程度の生物活性や選択性を付与するのに最適な非天然型アミノ酸を組み込み、さらに薬物動態をコントロールします。最近の研究により、以前には不可能と言われていた経口投与可能な特殊環状ペプチドの創製も可能であることがわかってきました。また、特殊環状ペプチドの経口投与化が難しい場合でも、得られた複合体の立体構造情報をもとにin silicoモデリングや計算化学的手法等も活用し低分子化することで、経口剤としての開発も可能になります。

② PDC医薬品

①(ペプチド医薬品/低分子医薬品)とは異なり、取得したターゲットタンパク質に対して高い結合性・特異性を有するペプチド(キャリアーペプチド)に薬効を求めず、薬効を有する各種ペイロード(放射性核種、核酸、低分子、毒性化合物等)を、目的の組織/細胞に選択的に送達させるコンセプトの医薬品です。この場合、キャリアーペプチドには高い結合性・特異性及び体内動態の調整が求められ、ペプチドはそれらの調整が容易なことがわかっています。PDC医薬品は薬効成分のペイロードがペプチドとの複合体とせず直接体内に入れた場合に、1)目的の組織/細胞に届く前に代謝・排泄を受けやすい、2)目的の組織/細胞以外に届くと毒性発現する等の様々な理由から、何かしらのキャリアーを必要としているケースなどが考えられます。同様のコンセプトで抗体をキャリアーとして用い、毒性化合物等を選択的に送達する抗体薬物複合体(ADC:Antibody Drug Conjugate)が先行して複数開発・承認されていますが、ペプチドをキャリアーとすることでPDCならではの特性(体内動態のコントロールが容易、免疫原性の低減が図れる、ペイロードの種類を問わず複合体化・製造が比較的容易である等)を有しており、注目されている次世代の創薬アプローチです。
当社では、RI-PDC、核酸PDC、Cytotoxic-PDCなど各種ペイロードに対するPDC医薬品を開発しています。

③ MPC医薬品

複数の異なるターゲットタンパク質(異なるメカニズム)に対して、それぞれ得られた薬効が異なるペプチド同士を結合し、複数の薬効を1分子(1つの薬剤)で表現する医薬品となります。化学合成的に複数の異なるペプチドを結合し複合体を得る手法は既に開発されており、多種多様なMPC医薬品を容易に展開することが可能です。これにより、複数の医薬品をそれぞれ開発し、それらを合わせて投与するカクテル療法などを適用することに対してハードルが高かった治療分野において、1つの剤で複数の薬効を有するMPC医薬品を置き換えることが可能になります。同様のコンセプトに二重特異性抗体(bispecific抗体)や多重特異的抗体があり、近年はがんやがん免疫の分野での研究開発競争が激化しています。

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