ペプチドリームでは設立以来、継続して研究開発機能を拡張してきました。設立当初はPDPSによるヒット化合物の取得にフォーカスしていましたが、タンパク質の調整、ペプチド合成/精製/QC、メディシナルケミストリー、In silicoモデリング及びインフォマティクス、タンパク質と化合物の共結晶化とその立体構造解析、薬物動態等の前臨床研究で必要とされるほとんどの部分を自社で行える体制となりました。これにより従来と比べ極めて多くのプロジェクトを同時進行させることができるようになり、それぞれの創薬共同研究開発パートナーが求める高いレベルでの研究開発作業が行えるようになりました。
さらにPDPSの自動化プラットフォームを構築したことにより、手作業で行っていた時と比較して飛躍的に作業の効率化が図れました。特にヒットペプチド探索の際に、多種多様な条件(ターゲットタンパク質の種類、温度、アミノ酸の種類等々)を一度に、しかも正確に実施することが容易になり、結果として確実に種々のヒットペプチドを見出すことができます。
直近では、自社での臨床開発の実施まで視野に入れたin-houseプログラムの開発のため、研究と開発をつなぐトランスレーショナルリサーチ機能も新たに構築しています。
また、2022年4月より放射性医薬品の開発・製造・販売機能を有するPDRファーマ株式会社が当社の100%子会社となり、当社のペプチドとPDRファーマの技術・ノウハウを融合した、新たなペプチド-放射性核種複合体(RI-PDC)の創出にも注力しています。このRI-PDCの分野は、既に複数の創薬共同研究開発パートナーや戦略的アライアンスパートナーと研究開発を行ってきた経緯があり、国内の開発はPDRファーマを通じて行い、国外に関してはそれぞれのパートナーへの導出などにより、世界中に必要とされる新たなペプチド-放射性核種複合体(RI-PDC)が届けられると考えています。