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2023.12.22
PDR

リンクメッドと放射性医薬品分野で提携を行いました

皆様、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日、ペプチドリームの子会社であるPDRファーマとリンクメッド社が戦略的パートナーシップについて合意しました(リンク)。リンクメッド社で開発を進めている64Cu-ATSMを放射性の治療薬として協働して商業化を目指すというもので、今後の開発はリンクメッド社が主体となってすすめ、国内での承認申請・商業化はPDRファーマが主体となって進めます。

64Cu-ATSMは低酸素状態のがん組織に集積するという性質があるため、選択的にがん細胞のDNAにダメージを与える効果が期待されます。

現在悪性脳腫瘍の患者さんを対象に安全性を確認するためのフェーズ1試験(医師主導治験)が国立がん研究センターで実施されており、2024年前半の完了を予定しています。

また、今般ペプチドリームからリンクメッド社への出資をおこないました(リンク)。ペプチドリームに加え、DBJキャピタル、岩渕薬品、大正製薬、みずほキャピタル、大阪・関西万博活性化投資事業有限責任組合、グリーンコア、白鳥製薬が参画し、64Cuを用いた放射性医薬品の国内における量産体制構築に向けて必要となるサイクロトロンや製剤設備の工場新設を通して、64Cuを用いた創薬支援プラットフォームの確立を目指していきます。

放射性医薬品を普及させていく上で、国内に量産体制を構築することは非常に重要となります。なぜなら、放射性医薬品は半減期があるため、移動時間(距離)が多いとどんどん放射性物質が崩壊して無くなってしまうためです。64Cuについては先月発表した自社RI-PDCプログラムについても診断薬として使用する計画になっています(記事はこちら)。

放射性医薬品の普及にとって、がんに選択的に結合するリガンド(RI-PDCにおける「運び屋」)を創製していくことと、放射性核種をきちんと調達することは両方重要になります。ペプチドリームは64Cuや225Acなどの次世代核種の製造についても注目しています。

ペプチドリーム広報の沖本です

生命工学系の大学院を卒業後、出版社、証券会社をへて2020年にペプチドリームに入社しました。わかりやすくリリース内容や技術内容をお伝えしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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