みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
2023/10/16にNovartis社とのPDCの共同研究開発に関するマイルストーンフィーを受領しました。
これは、RI-PDCの提携プログラムにおいて開発候補化合物が選定され、GLP安全性試験を開始したことに伴うものです。
Novartis社とは長期にわたり協業関係を構築しており、2012年に創薬共同研究開発を開始して以来、2015/4にはPDPSの非独占的ライセンス許諾契約の締結を実施、2019/6にはペプチド―薬物複合体に関する複数のターゲットに対する共同研究開発に関する契約を締結しました。
今回のマイルストーンフィーは2019/6に締結したPDCの共同研究開発に関する契約から生まれてきたものです。
本件の連結業績予想への影響は軽微であり、2023/8の第2四半期決算説明会資料のPage6に記載した見通しの「既存契約からのマイルストーン」に含まれます。

GLP安全性試験は臨床試験を開始するための準備試験にあたり、前臨床での最終段階にあたります。このステージに進んだことにより、約11億円のマイルストーンフィーを受領します。
放射性医薬品の領域に関して、今年に入り以下のような多くの成果を出すことができています。
- Novartis社との共同研究開発プログラムにおいて開発候補化合物を選定し、GLP安全性試験を開始 (2019/6からの提携)
- Genentech社との新規提携 (2023/9)
- RayzeBio社とのGPC3プログラムの進捗 (2020/8からの提携)
- Amyvidの適応拡大 (2021/9に取得したPDRファーマの製品)
RI-PDCはペプチドリームで現在もっとも注力している領域です。自社プログラムの研究開発やパートナリング活動も精力的に進めています。
進捗があり次第またお知らせさせていただきます。
こちらもご覧ください
2023/9/20 Genentech社と提携しました
2023/9/19 RayzeBio社が上場しました
2023/8/31 アミロイドPET検査用イメージング剤「アミヴィッド®静注」の適応拡大が承認されました
2023/3/22 RayzeBio社とRI-PDCの開発候補化合物を選定しました