みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。本日、2023年12月期Q2決算を発表しました。
決算短信 決算説明会資料2023年1月~6月業績
売上収益94.2億円、営業利益▲9.8億円、利益▲7.2億円となりました。
売上の内訳としては、創薬開発事業が14.6億円、放射性医薬品事業が79.6億円です。
放射性医薬品事業については、セグメント利益が2.2億円と黒字を維持しています。
放射性医薬品事業の売上は、2022年が4月~6月の3カ月の寄与だったのに対して、2023年は1月~6月とフルに計上されているため大幅に大きくなりました。
創薬開発事業については昨年より上期で発生した一時金(契約一時金、マイルストーンフィー)が多かったため増収となりました。2023年4月~6月に発生した一時金収益としては、2023年4月5日に発表した、バイエル社との創薬共同研究開発におけるマイルストーン達成があります。
2023年4月以降の研究開発の進捗
- Amolyt社が先端巨大症に対するAZP-3813(GHRAペプチド)のフェーズ1試験を開始(2023年6月)
- MSD社がPDPS技術ライセンスに基づき実施するプログラムのフェーズ1試験を開始(2023年7月)
- RayzeBio社がGPC-3をターゲットとするRI-PDCについてヒト・イメージング試験/IND準備試験を実施中
- モジュラス社との戦略的提携プログラムから一つ目の開発候補化合物を選定
- アミヴィッド静注(PET診断薬)のアルツハイマー型認知症に関する適応拡大の承認申請(2023年4月)
今後の見通し
決算説明会資料のPage16に今後の主要なカタリストを掲載させていただいています。この中で特にお伝えしたいのは自社のRI-PDCの臨床候補化合物の選定で、現状2023年Q4を予定しています。RI-PDCはペプチドリームとPDRファーマの研究チームが連携して開発を進めており、グループの強みを活かせる領域として注力しています。
カタリストに記載されている事項については、進捗があり次第お知らせさせていただきます。