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2023.04.27
研究開発進捗

PDRファーマがアミヴィッド®静注の効能または効果の追加の一部変更承認申請を行いました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日、PDRファーマがアミヴィッド®静注について、適応追加の承認申請を行いました。

アミヴィッド®静注はアルツハイマー型認知症が疑われる認知機能障害を有する患者の脳内アミロイドβプラークの可視化を効能としたPETイメージング剤です。

昨年、アルツハイマー病の進行に緩和効果があるとして米国で新しい治療薬が迅速承認され、日本国内においても早期アルツハイマー病を対象として製造販売承認申請が行われました。近年PET イメージングにより、脳内のアミロイド病理を確認することで、初期の AD 患者さんへの新たな治療につながる可能性があることを示すエビデンスが示されてきたことから、この度効能又は効果の一部変更承認申請を行いました。

下図の通り、アミロイドβとタウタンパク質の沈着はアルツハイマー病の臨床的症状が出てくる前から起こってくることが知られており、この2つはアルツハイマー型認知症の二大病理像と考えられています。

PDRファーマでは2016年からこのアミヴィッド®静注を販売していることに加え、昨年11月から異常蓄積したタウタンパク質による神経原線維変化を可視化するTauvid®の日本における開発をEli Lilly社と共同で行っています。

アミロイドβとタウ、この両方をイメージングできるようにすることでアルツハイマー型認知症領域におけるPET診断薬の活用範囲がより一層拡大していくことを期待しています。

これらのPET製品はPDRファーマの今後数年の成長の中心となる計画であり、今年2月に発表した中長期プランの戦略に沿ったものとなっています。

時期 初年度(転換期) 2~5年(投資期) 6~10年(収穫期)

計画

・継続赤字からの脱却

・成長性の高いビジネスモデルへの転換

既存製品の拡大、PET新製品による一次成長

・売上増分の再投資

(治療薬開発、設備/人財)

・治療薬新製品による二次成長

・持続的なパイプライン拡充

(ペプチドリーム/パートナー製品の上市によるシナジー本格化)

今後数年はこれらの中枢神経系のPET診断薬や既存の診断薬の適応拡大などによる売上拡大を図り、同時に治療薬の開発を進めることにより、長期的には治療薬の上市を目指していきます。診断薬と比べて治療薬は薬価が高く、高い売上・利益率が見込めることからPDRファーマでは2030年までに売上2倍、2032年には営業利益率~20%の達成を目指します。

PDRファーマは昨年黒字化を達成し、成長のための計画を一歩ずつ進めています。今後の進捗も注目していただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。


参考文献:Lancet Neurol., 2010; 9: 119

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