2014年に参画以来、10年以上にわたり、ペプチドリームの研究開発を率いてきた舛屋取締役が2025/3の任期満了をもって取締役COOを退任することになりました。
2014年、ペプチドリームはまだ上場直後、売上高は8億円、従業員は30名程度でした。当時は研究機能はPDPSの探索がメインだったところ、本格的に創薬ケミストリーのチームを立ち上げました。PDPSを用いてペプチドのヒット化合物を短時間・高確率で取得できますが、それを実際に人に投与できるような薬として仕上げるために、細胞や動物のデータも取りながらブラッシュアップ(=最適化)を重ねる必要があります。その要となるのが創薬ケミストリーです。さらに下の図にあるような、創薬のためのフルラインナップの体制を構築しました。
ペプチドリームは現在、世界でも有数のペプチド創薬体制を築いています。
同時に、舛屋取締役は、
- ペプチスター:ペプチドCDMO
- ペプチグロース:成長因子代替ペプチド
- ペプチエイド:COVID-19治療薬開発
をはじめ、ペプチドリームが関わるさまざまな会社の設立・運営にかかわってきました。
これらの会社はPDPSの様々なポテンシャルを実現化し、ペプチドリームの事業を補強してくれています。
この10年間にペプチドリームグループの売上は40倍、人員数は7倍になりました。この大きな成長の実現を導いた舛屋取締役の功績に感謝し、今後の益々のご活躍をお祈りしたいと思います。
今後のペプチドリームは村上CMOが主にトランスレーショナルリサーチと臨床開発を、クリスチャンCSOがPDPSをはじめとする創薬研究を管掌することになります。今後の10年も素晴らしい成長を遂げられるように、役員社員一同努めていきたいと思います。