本日、ペプチスターが総額26億円の資金調達を行ったことを発表しました(リンク)。住友化学・東亞合成・塩野義製薬・積水化学が出資を行いました。
ペプチスターはペプチド原薬の製造プロセスに関する研究開発、製造及び販売を行うCDMOで、2017/9にペプチドリーム、塩野義製薬、積水化学工業の合弁で設立されました。
今回新規に資本提携を行った住友化学は核酸医薬の受託製造を行っているとともにゲノム編集治療に必要なガイドRNAの量産技術を持っています。また、東亞合成は細胞膜透過性ペプチド「ヌクレオラロン」を用いたドラッグデリバリーシステムの早期実用化を目指しています。両社とも、ペプチスターとの技術のシナジーが見込まれ、協業を実施する予定です。
ペプチドリームは資金調達には参加していませんが、既存株主であるINCJ等からの株式の取得を行いました。出資比率は20%未満で変わりません。
ペプチスターは、国内の様々な技術を戦略的に集約し、新たなモダリティを活用した創薬を支援しています。ペプチスターが資金調達を行い、新たな技術を持つ株主が加わったことで、今後のさらなる事業の広がりを期待しています。