2024/11/7~9に開催される日本核医学会・日本核医学技術学会で、ペプチドリームがPD-32766の前臨床試験の結果について発表を行う予定です。また、PDRファーマは 核医学技術学会シンポジウム「核医学の新時代: ITと経済で繋ぐ未来ビジョン」でDPCにおける核医学検査の現状についてお話します(リンク)。
PD-32766は腎細胞がんに特異的に発現するがん抗原であるCA9を標的とした放射性医薬品で、ペプチドリームのPDPS技術を活用した環状ペプチドと放射性核種を結合させたセラノスティクス医薬品です。
PD-32766はプロジェクト開始から2年という短期間で腎細胞がんの患者さんを対象としたイメージング試験まで到達し、現状は患者登録が完了してデータを解析中です。今回は、前臨床試験、すなわちマウスやラットを用いた試験で、PD-32766ががん組織に集積し、腫瘍を縮小させる効果を示したという結果について発表を行います。(なお、CA9の患者さんでのイメージング試験の結果については2025年初めの発表を予定しています。)
この2つの発表の詳細については以下の通りです。
タイトル: 新規CA9結合ペプチドPD-32766を用いた腎細胞がんに対するラジオセラノスティクス薬剤の開発
形式:口頭発表(1-MO03-6)
日時:2024年11月7日 10:40~11:40
タイトル: DPCにおける核医学検査の現状について
形式:シンポジウム
日時:2024年11月8日 15:30~17:30
また、学会会場では医療機器等の展示ブースの出展も行っています。
学会にご参加されている方はぜひ足をお運びください。