今期や来期以降の業績に関する質問や、RI領域に関する質問を多くいただきました。
今期業績については、こちらの記事でご紹介したとおり、4/30にNovartis社との提携を拡大し、5/14には今期業績の上方修正をおこないました。
Novartis社との契約一時金である約280億円の大半が今期のQ2に収益として計上され、今期の収益見通しは450億円と、過去最大を更新しています。
一方、下期の見通しについては契約一時金が0~24億円、マイルストーン他が12~25億円と計画されており、下期には大型の提携がなくても業績予想が達成できそうなのか?というご質問をいただきました。
ペプチドリームでは常に平均的に20-30件ぐらいの交渉中案件が存在しており、いずれも1年~1年半ぐらいの時間軸でクロージングしていくことを目指しています。2024年はNovartis社との提携が想定よりも大きくなったため、大型のディールに関しては来期以降への仕込みという考えかたで進めています。
ただし、交渉相手先にもいろいろなニーズがあり、たとえば、年内予算を使いたいといった要望も相手先によっては当然あります。ペプチドリームが過去12月に大型提携が多いのは、ペプチドリーム側が期内に提携をしたいと思っているケースだけではなく、相手先の要望に応じるケースもあります。その場合には、何が何でもそれを来期に持ち越そうという考えはありません。
このような考え方で、来期に向けた種まきも着実に進め、持続的な成長トレンドを描いていきたいと考えています。

ペプチドリーム広報の沖本です
生命工学系の大学院を卒業後、出版社、証券会社をへて2020年にペプチドリームに入社しました。わかりやすくリリース内容や技術内容をお伝えしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。