2023/10/26に実施したBMS社とのPD-L1プログラムについての説明会の質疑応答を掲載しました。
リンクプレスリリースの通り、今般のBMS社の判断はビジネス上のものであり、フェーズ1試験における安全性に関する懸念によるものではないと明言されています。
ペプチドリームでは、フェーズ1試験の結果を確認した上で今後の方針を判断したいと思っています。
フェーズ1試験が完了し、BMS社が正式に開発中断を決定した際に、化合物自体の権利はペプチドリームに返還されます。その後の開発方針については様々な選択肢があり、たとえば、
- ペプチドリームがそのままフェーズ2試験以降を継続
→関連する技術・ノウハウのライセンスをBMS社から受けた上でシームレスに開発を継続 - 別の形での薬剤開発(MPCなど)に展開
→BMS社から製剤技術などのライセンスは不要と想定
などがあります。
本薬剤は2016年に注射剤としてフェーズ1試験を開始し、2022年に次世代品について再度フェーズ1試験を始めるなど、いろいろな経緯を経てきました。
今般のBMS社の判断によりペプチドリームのコントロールのもとで主導的にアセットの価値を高めていけるというのはポジティブな側面であり、今後どのように進めていくのがベストかをしっかりと検討していきたいと思います。
こちらもご覧ください
2023/10/26 BMS社とのPDL1プログラムについて