ペプチドリームの関連会社であるペプチグロースの代替ペプチドが東京科学大学の水谷先生の大腸オルガノイド(※1)研究に活用されています。
ペプチグロースは2020年にペプチドリームと三菱商事の合弁で設立された会社で、ペプチドリームのPDPS技術を活用したペプチドを、再生医療や細胞治療の分野で使用される「成長因子」の代替として活用することを目指しています。今般、潰瘍性大腸炎の治療のために患者さん由来の腸上皮オルガノイドを培養し、移植するという新たな治療技術の開発にあたり、Wnt3a代替ペプチドが使用されました。
Wnt3aタンパク質は腸上皮オルガノイド培養における最重要因子であり、ペプチグロースの代替ペプチドが培養の途中で失活しにくい点が高く評価されました。
この研究成果は国際学術誌「Stem Cell Research & Therapy」に掲載されたということです。
低コストかつ高安定なペプチドを活用した培養系により、炎症性腸疾患に対する再生医療の実現化への大きな第一歩となりました。今後の進展を期待したいと思います。
東京科学大学のプレスリリースはこちらから ペプチグロースのプレスリリースはこちらから Stem Cell Research & Therapyの論文はこちらから※1 大腸オルガノイド:患者さんの腸組織から採取した細胞を体外で培養し、臓器のミニチュアのように腸の機能・構造を持たせた細胞集塊。再度患者さんに移植することで腸組織の再生を促します