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2025.10.24

特別調査委員会の調査結果を踏まえた、原因分析・再発防止策を策定しました

2017/3から 2025/1にかけて、試薬類の発注・管理を所管していた元当社取締役副社長COOにより、一部不適切な試薬類の発注・持ち出しがあった可能性があり、ペプチドリームでは2025/5に特別調査委員会を設置し、事実関係の確認を進めてきました。8/6に調査が完了し、調査報告書を開示しましたが、今般、この報告書の内容を受けて、原因分析・再発防止策を策定しました(リンク)。

2017/32025/1にかけて最大約5,400万円相当の試薬類が、元当社取締役副社長COO本人の手によって、無断で社外に持ち出された、あるいはその可能性が高いことが認められました。この、試薬というのは、試薬メーカーや代理店から購入することができる一般的な汎用試薬であり、本社・研究所が1か所(川崎市)であるペプチドリームにとって、持ち出しするというのは通常考えられないことです。また、この調査を進める中で、元当社取締役副社長COOが会社に報告なく、取引先などと契約を結び、業務の対価として金銭を受領していたという別の事案も判明しました。

このようなことが起きた背景には、以下の要因があったと考えています。

  • 試薬類の発注・管理業務のブラックボックス化
  • 研究総務グループにおけるリスク管理意識・発見統制プロセスの弱さ
  • 内部通報制度による相互監視の不全

今後このようなことが再発しないため、以下のような再発防止策にすでに取り組んでいます。

  • ITシステム導入による情報の見える化
  • 試薬類の発注・管理に関する組織体制の見直し・強化
  • 定期モニタリングを通じた発見統制プロセスの強化
  • 全役職員のコンプライアンス感度向上
  • 内部通報制度の周知徹底と相互監視の強化
  • 潜在的な不正行為に対する設備面からの牽制強化
  • 取締役会・各委員会等における監督機能、検証態勢の強化

本件のさらなる事実究明や、損害の回復に向けて、元取締役A氏に対して、適切な法的措置を講じていく予定です。

また、これを受けて役員の月額報酬の一部減額を決定しました。

株主のみなさまをはじめ、投資家および市場関係者の皆さま、お取引先、その他全てのステークホルダーの皆さまに多大なご心配をご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。

再発防止に向けて全役員・社員で取り組んでいきたいと思います。


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2025/8/8 特別調査委員会の調査が完了しました

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