2025/8/6に実施した2025/12期Q2決算説明会の質疑応答を公表しました(リンク)。
経口マイオスタチン阻害薬の提携交渉の状況について多くの質問を頂きました。
経口マイオスタチン阻害薬は抗肥満症薬であるGLP-1の問題点である、脂肪だけでなく筋肉も減少させてしまう点を抑える効果が期待されており、現在、複数社がGLP-1との併用での開発を進めています。
ペプチドリームの開発しているマイオスタチン阻害薬は他社が注射薬であるのに対して経口薬であるという点が大きな差別化ポイントとなっています。本アセットには複数のメガファーマからの関心が寄せられ、現在ライセンスアウトの交渉を進めています。
この交渉は2025/1から始められ、2025/2の前期の決算説明会でも説明させていただきました。今期の予想にも織り込まれています。
2025/2からの半年間で、さらに追加のデータを積み上げ、FA(フィナンシャルアドバイザー)を起用しました。マイオスタチン阻害薬の交渉を年内にクロージングまでもっていく“プランA”を最優先に考えています。
2025/6/27のブログでお伝えした通り、最近他社のマイオスタチン阻害薬の開発において、人で有効な結果がえられました。マイオスタチン阻害パスウェイの効果が確認されたことから、ペプチドリームの交渉にもプラスの効果をもたらしています。
一方、相手があっての交渉であるため来期にずれる可能性が全く無いわけではありません。他の案件を積み上げる”プランB”についての質問も多く頂きました。
CA9プログラムやClaudin18.2プログラムなどのその他の自社プログラムを積み上げるプランBですが、プランAの状況次第ではプランBへの方向転換ということがあり得ます。しかし、これらのプログラムはより大きく育ててからライセンスアウトする方が価値が大きくなるため、現在はプランAを最優先して考えています。
なお、下期には、このような新規提携の契約一時金に加え、マイルストーンなどの一時期収益の計上も見込んでいます。
ペプチドリームの売上は一時金収益の割合が高い(2024年は連結売上の約6割でした)ため、四半期ごとの業績でみると、イベントのあった四半期に売上・利益が集中してしまうという傾向があります。2024年もノバルティス社との提携をおこなった2Q以外は赤字でした。現状は提携からの一時金が売上の中心であるため、このような傾向となっていますが、将来的には革新的な医薬品を上市し、定常的な製品売上が計上される姿を目指していきたいと思います。
進捗があり次第、お知らせさせて頂きます。