ペプチグロースから12番目の製品となる、KGF代替ペプチド(PG-012)の販売が開始されました(リンク)。
再生医療・細胞治療等の製品の製造に使用される、成長因子やサイトカインと呼ばれるたんぱく質は細胞の増殖や分化に作用します。しかし、動物細胞を用いて生産されるため、
- 製造ロット間による差
- 不純物の混入
などによる安全性上や品質の安定性上の懸念があります。ペプチグロースは三菱商事とペプチドリームの合弁会社として2020年に設立され、成長因子やサイトカインをペプチドで代替することで、課題を解決し再生医療・細胞治療の更なる普及・拡大に貢献することを目指しています。
2025/4に販売を開始したPG-012はKGF(ケラチノサイト成長因子)という、上皮細胞の増殖を促進する成長因子を代替する機能が期待できます。別名FGF7と呼ばれており、PG-011(FGF2)に続く線維芽細胞増殖因子の1種です。
ペプチグロースは2020年の設立以来、順調に製品のリリースを行っており、国内外の学会での積極的な展示や発表を行っています。
これらのPGペプチドを活用することで、細胞治療・再生医療の進展につながることを期待しています。