2024/12決算説明会の質疑応答を公開しました(リンク)。
決算説明会後の質疑応答では、今期に提携を見込んでいる経口マイオスタチン阻害薬に質問が集中しました。
肥満症の治療薬は2024年の売上が140億ドルに到達するなど近年巨大化しており、メガファーマも肥満症領域のアセットを持つ会社を買収する動きが活発です。ペプチドリームの経口マイオスタチン阻害薬は肥満症を対象としており、昨年12月のR&D Dayでは肥満症モデルマウスで筋肉の減少を抑えるという有望な結果を発表しました(こちらをご参照ください)。
ペプチドリームは2024/12期で売上・利益ともに過去最高を大きく更新しましたが、今期はさらに過去最大を更新する、売上収益490億円・営業利益216億円を予想しています。内訳としては、マイオスタチン阻害薬提携による契約一
時金が重要な割合を占めていますが、他のライセンスアウトや提携拡大の協議についても並行して協議を進めています。
これは、仮にマイオスタチンの提携が遅れた場合も代替プランを考えているためです。今期の予想は、代替プランでも射程距離に入る水準の数字を見積もっています。
決算説明会は多くのアナリスト・機関投資家・メディア関連等の方にご参加いただきました。現在はリードCEOと金城CFOが機関投資家との1対1のミーティングを多数行っています。海外の機関投資家さんが証券会社さん主催のカンファレンスに参加するために日本に来る時期でもあり、ペプチドリームの本社にもご訪問いただいています。引き続き、積極的なIR活動を行っていきたいと思います。