本日、2024/12期決算を開示しました。
短信:リンク
決算説明会資料:リンク
決算説明会音声:リンク
主なトピックは以下の通りです。
1.2024/12期 業績とハイライト (決算短信:サマリー、プレゼンテーション資料 24ページ)
売上収益は466億円、営業利益は211億円となり、売上収益の内訳としては、創薬開発事業が313億円、放射性医薬品事業が161億円です。
創薬開発事業において4Qの売上の内訳の主なものは12/19に発表したNovartis社とのPDCプログラムのマイルストーンフィー受領(リンク)です。
また、2024年のペプチドリームの活動を総括すると、
- 売上・利益ともに過去最高を大きく更新
- 臨床パイプラインが11個⇒17個に大幅増
- 更なる成長の柱も着々と構築が進む
となりました。
2. 2024年11月以降の主な進捗について
(A) 放射性医薬品領域(プレゼンテーション資料 11ページ)
- RYZ801・RYZ811(RayzeBio)がPh1/1b試験開始(2025/1)
- 177Lu/68Ga -NNS309(Novartis)がPh1試験開始(2024/12)
- 腎細胞がんに対する64Cu-PD-32766(自社)のPh0試験完了(2024/12)
- Claudin 18.2を標的とする、胃がんに対する新たな臨床候補化合物(PD-29875)の選定(2024/12)
- タウヴィッドの国内での製造販売承認を取得(2024/12)
- NorthStar社との間でAc-225 の供給、研究開発支援に関する提携契約の締結(2024/12)
- 千葉かずさアカデミアパークに次世代核種を用いた放射性医薬品の製造拠点の新設を発表(2024/12)
(B) Non-RI領域
- 経口マイオスタチン阻害薬が、肥満症マウスモデルで有望な結果を示したことを発表(2024/12)
- ジョンソン・エンド・ジョンソングループとの提携プログラムで二つ目のリードクライテリアを達成(2024/12)
3.今後の見通し
2025/12期の連結業績予想は、売上収益 490億円、営業利益 216億円です。今後期待されるカタリストとしては
(A) 放射性医薬品領域 (プレゼンテーション資料 13ページ)
- 新たなRI-PDCプログラムでの臨床試験入り
- 海外上市品導入
- PSMA I&Tプログラムの日本における臨床試験の開始
- Claudin 18.2プログラムの日本におけるPh0試験の開始
(B) Non-RI領域(プレゼンテーション資料 18ページ)
- GhRアンタゴニスト(AZP-3813)のフェーズ2試験入り
- Myostatin阻害薬の提携
- 新たな臨床候補化合物の選定
です。
詳細については説明会の音声をぜひご確認ください。

ペプチドリーム広報の沖本です
生命工学系の大学院を卒業後、出版社、証券会社をへて2020年にペプチドリームに入社しました。わかりやすくリリース内容や技術内容をお伝えしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。