先日、ペプチドリームの創業者である菅裕明先生が日本学士院賞(2024年)、ウルフ賞(2023年)を受賞したことを記念した祝賀会が開催され、ペプチドリームのメンバーも招待されてお邪魔してきました。
2001年にキラル触媒による不斉反応の研究が評価されノーベル化学賞を受賞された野依先生をはじめ、錚々たるアカデミアや研究機関などのご関係者が集まり、菅先生の栄誉をお祝いされました。
ペプチドリームが設立される前、ペプチド薬は天然に存在するペプチドや体内のホルモンの構造を元に、感染症や内分泌疾患の治療薬の領域など限られた分野で実用化されていました。ペプチドリームが設立され、ペプチド創薬を体内のあらゆる標的、あらゆる疾患に対して広げることができるという画期的な技術であるPDPSが出現したことによって、ペプチド創薬が大きく変化を遂げました。
今日では放射性医薬品、経口ペプチド薬、肥満症治療薬など多くの領域で、かつてないほどペプチド医薬品への注目が高まっています。
ペプチドリームが設立された2006年には、ペプチド創薬に携わっている製薬企業はほとんど無かったのですが、今は、ほとんどの大手製薬企業がペプチド創薬のチームを持っています。
その中で、ペプチドリームはペプチド創薬のパイオニアとして、さまざまなパートナーとの15年以上にわたる研究活動により蓄積した経験・ノウハウを活かし、業界の中での「ハブ」として大きな役割を果たしています。
引き続きペプチドリームはペプチドを用いた革新的な医薬品の創出を先導し、世界中の患者さんのQOL向上に貢献することを目指していきます。
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2023/2/8 ペプチドリーム創業者の菅裕明教授がウルフ賞を受賞しました
2024/3/15 ペプチドリーム創業者の菅裕明教授が日本学士院賞を受賞しました