MSD社と実施している共同研究において、PCCプログラムのマイルストーンを達成しました
PCCとは、peptide cytotoxic conjugateの頭文字をとったもので、ペプチドリーム創製の環状ペプチドと、抗がん剤の成分を組み合わせたものです。
抗がん剤はがん細胞を殺傷する機能がありますが、正常な細胞に作用すると副作用につながります。がん細胞に選択的に抗がん成分を運ぶペプチドと組み合わせることで、より効果的で副作用が少ない薬剤を開発することを目指しています。
乳がんをはじめとして、現在ADC(抗体薬物複合体、Antibody Drug Conjugate)が実用化されています。これは、抗体と薬物を結合させた化合物で、抗体を用いてがん細胞を狙い撃ちすることで、従来の化学療法と比べて治療の幅が広がっています。
PCCはADCのさらに次世代版とも言うべきもので、がん細胞への薬の運び屋として抗体と比較してサイズの小さいペプチド(中分子とも言われています)を活用することで、さらに新たな治療の実現を目指しています。
ペプチドリームの5つの重点領域の4つめにあたるPCCの領域において2022年よりMSD社と共同研究開発を開始し、今般、進捗をご報告できたことを大変嬉しく思っています。
さらに開発が進んでいくことを期待していきたいと思います。