4/20にペプチドリームの共同研究パートナーである旭化成セラピューティクスがAK1940のフェーズ1試験を開始しました。
AK1940はペプチドリームの創薬プラットフォームであるPDPSを活用して見出された環状ペプチドで、1型TNF受容体に対して強い阻害活性と高い選択性を持っています。
1型TNF受容体のパスウェイは炎症の亢進に大きく関わると考えられています。AK1940は炎症性疾患の動物モデルにおいて優れた有効性を示し、自己免疫疾患の治療薬として幅広い領域での貢献が期待されています。
現在、炎症性疾患の領域では、このパスウェイに大きく関与するサイトカインであるTNFαに対する抗体医薬品が販売されています。
TNFαが1型TNF受容体に結合すると炎症が亢進するパスウェイが進行するのですが、実はTNFαの一部は2型TNF受容体にも結合することが知られています。2型TNF受容体の下流パスウェイは1型受容体とは逆に炎症に対し抑制的に働くと考えられています。そのため、1 型 TNF 受容体に対する選択的阻害剤は炎症疾患に対し、より安全で効果の高い治療につながる可能性があります。

国内のパートナーさんの臨床試験開始は初めてであり、臨床開発ステージにおける進捗に大変期待しています。