本日、2025/12期 Q1決算を開示しました(リンク)。
1.2025年12月期Q1業績について (決算短信:サマリー)
売上収益は42億円、営業損失は13億円となり、売上収益の内訳としては、創薬開発事業が4億円、放射性医薬品事業が40億円です(連結調整により▲2億円)。創薬開発事業において1Qの売上の内訳の主なものは研究開発支援金です。
2.2025年2月以降の主な進捗
AACR Annual Meeting 2025で発表しました。
ASCO GUで発表しました。
・腎細胞がんの新たな放射性医薬品の実用化を目指して-特定臨床研究により PD-32766 の PET 診断薬としての可能性を確認、核医学の新たな診断薬ならびに治療薬への期待-
PDRファーマによる医療被ばく線量管理システム「onti」の機能拡張 (リンク1、リンク2)
3. 今後の見通し
2025/12期の連結業績予想は、売上収益 490億円、営業利益 216億円です。また、今後期待されるカタリストとしては、
(A) 放射性医薬品領域
- 新たなRI-PDCプログラムでの臨床試験入り
- 海外上市品導入
- PSMA I&Tプログラムの日本における臨床試験の開始
- Claudin 18.2プログラムの日本におけるPh0試験の開始
(B) Non-RI領域
- GhRアンタゴニスト(AZP-3813)のフェーズ2試験入り
- Myostatin阻害薬の提携
- 新たな臨床候補化合物の選定
です。Q1は新たな提携やマイルストーンの達成が無かったため、業績的には静かなクオーターとなりましたが、プログラムの進捗を一流の学会で発表、しかもペプチドリームに加え、パートナーからペプチドリームとの提携プログラムの発表が行われたことは非常に素晴らしい進展であると考えています。
今後も、何か新たなニュースが出てきた際にはお知らせさせていただきます。