みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
本日、2023年12月期Q4決算を発表しました。
2023年12月期業績
売上収益287億円と前期を上回る売上高を達成することができました。前期と比べて約6.9%の成長です。
また、当期包括利益は前期に対して大幅なプラスである87億円(+32.6%)となりました。これには、2023/12にBMS社がRayzeBio社の買収意向を発表したことにより、株価が大幅に上昇したためです。
売上の内訳としては、創薬開発事業が127億円、放射性医薬品事業が160億円です。
創薬開発事業においてはGenentech社(~58億円)やアステラス製薬(~29億円)と新規の大型提携による契約一時金、Novartis社からのマイルストーン(約11億円)が主なものです。2023年はマイルストーン収益が約16億円と、過去最高となりました。
また、今回から、事業の区分けとして「放射性医薬品領域」「Non-RI領域」という分類となりました。会計数字の区分け(セグメント)と、事業説明の区分け(領域)が異なりますのでご注意ください。
2023年11月以降の主な進捗について
(A) 放射性医薬品領域 (決算説明会資料:11ページ)
- 自社プログラムであるCA9プログラム(腎臓がん)で開発候補化合物を選定(2023年11月)
- これまで自由診療のみで使用されていたアミヴィッドについて保険適用が開始(2023年12月)
(B) Non-RI領域 (決算説明会資料:16ページ)
- ヤンセンファーマ社と進める共同研究開発プログラムでヒットクライテリア達成(2023年12月)
- ポーラ化成工業と進める共同研究開発プログラムでリードクライテリア達成(2023年12月)
今後の見通し
2024年に期待されるカタリストとしては以下のものを想定しています。
(A) 放射性医薬品領域 (決算説明会資料:13ページ)
64Cu-ATSMのピボタル試験開始をはじめ、複数のプログラムでの進捗を想定しています。また、後期開発品/海外上市品のインライセンスも計画しています。
(B) Non-RI領域 (決算説明会資料:18ページ)
Amolyt社が実施しているGhRアンタゴニスト(AZP-3813)のP1試験が完了する計画となっています。P1試験の結果が開示され次第、お知らせさせていただきます。
2024年の業績予想は売上高350億円、営業利益105億円ということで、今年に関しても過去最高の業績を目指しています。
今年の進捗についてもご支援いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

ペプチドリーム広報の沖本です
生命工学系の大学院を卒業後、出版社、証券会社をへて2020年にペプチドリームに入社しました。わかりやすくリリース内容や技術内容をお伝えしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。