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Business Model 事業モデル

Our Unique Business Model当社事業モデルの強み・独自性

当社では、独自の創薬開発プラットフォーム(PDPS: Peptide Discovery Platform System)を活用し、革新的な医薬品の創出に向けた各種事業を展開しています。

当社の事業モデルは、大きく4つの強み・独自性を有しています。

①世界をリードする独自のペプチド創薬開発プラットフォーム
②ペプチド創薬を発展・リードしていくためのグローバルネットワーク
③豊富な創薬開発パイプライン
④安定的に高い成長性を実現する独自のビジネスモデル

こうした強み・独自性を活かすことで「Drug Discovery Powerhouse」としての立ち位置を強固なものとし、ペプチド創薬のグローバルなエコシステムの中心的ハブであり続けることを目指しています。

①世界をリードする独自のペプチド創薬開発プラットフォーム

PDPSは、極めて多様性の高いペプチドライブラリーの創製とヒット化合物のスクリーニング技術を融合した創薬開発プラットフォームです。創薬の標的とするタンパク質に対して、選択的に結合能を有するヒット化合物を迅速かつ高効率に探索することを可能にします。

20種類の天然アミノ酸に加えて、(当社が有する)3,000種類を超える非天然アミノ酸をペプチドに組み込む独自の技術を有し、数兆種類にもおよぶ多様なペプチドライブラリーを目的に応じて柔軟にデザインすることができます。

これまで数多くのプログラムを実施する中で得られたノウハウや経験を活かすことで、プラットフォームは日々進化を重ねています。また、業界最高水準のロボット技術と融合することで、PDPSの自動化プラットフォームが開発されました。ヒットスクリーニングの効率性が向上するとともに、従来のマニュアル操作では難しかった、より高度なスクリーニングの実現にも寄与しています。

PDPSは、複数の特許をポートフォリオとして展開することで強固に保護されています。当社は、東京大学から関連特許の独占的通常実施権のライセンスを受けるとともに、日々進化する改良技術について自社特許による権利保護を進めています。

PDPSによって取得されたヒットペプチドを起点に最終的に臨床候補化合物まで仕上げていくためには、他にも多くの研究開発機能が必要となります。当社は、グローバル水準の創薬化学、生物、タンパク質構造解析、バイオインフォマティクス、モデリング、薬理、ADME、トランスレーショナルの各機能を担うチームを保有し、ヒット化合物の探索から最適化、前臨床/IND準備試験、前期臨床試験までを一気通貫で行うことができます。

PDPSの技術的な詳細についてはこちらをご参照ください:創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)

② ペプチド創薬を発展・リードしていくためのグローバルネットワーク

当社は、PDPSを中心に、世界中の様々な製薬企業・バイオベンチャー等とのパートナリングを拡大させており、ペプチド創薬のグローバルなエコシステムにおける中心的ハブとしての役割を担っています。

創薬開発のプロセスは、一般的に下図のような流れになっています。当社では、特に自社の強みを活かせる創薬研究ステージに注力し、臨床試験以降については製品ごとに最適なパートナーとの間で共同開発・商業化を中心に進めていくアライアンスモデルを取っています。パートナー先との間でそれぞれの強みを活かし、リソースを有効活用する創薬エコシステムの構築につなげています。

また、PDPSを世界中の製薬企業に技術ライセンスすることで、共通のプラットフォームに基づく創薬ネットワークを拡大しています。業界標準のプラットフォーム技術となることで、ノウハウの蓄積・集約化を図り、持続的なパートナーネットワーク(Win-Win)の発展・維持につなげています。

製薬企業のみならず、独自の技術を有するバイオベンチャーや研究機関との戦略的提携を拡大しています。複数の技術を融合することで、ペプチドのみならず、核酸医薬品や放射線医薬品など新たな創薬モダリティへの展開を加速し、これまで実現が難しかった革新的な医薬品の開発につなげています。

当社では、自社プログラムによる創薬開発も積極的に進めています。当社のパートナーネットワークは、自社プログラムの導出活動においても重要な役割を担います。

新たな技術や創薬シーズを持続的に創出し続ける「Drug Discovery Powerhouse」としての立ち位置を強固なものとし、グローバルな創薬エコシステムの中心的ハブであり続けることは、ペプチド創薬を発展・リードしていく上で必要かつ重要な要素と考えています。

③ 豊富な創薬開発パイプライン

当社では、製薬企業との創薬共同研究開発、および戦略的提携/自社開発により、がん、CNS、免疫疾患を含む幅広い疾患領域において多くの有望な創薬開発プログラムを進めています。

数多くの創薬開発パイプラインを有することで、一般的に不確実性が高いとされる創薬事業のリスク分散モデルを構築しています。

当社のパイプライン詳細についてはこちらをご参照ください。

また、PDPSにより取得されるヒットペプチドを起点に、3つの創薬アプローチ(①ペプチド医薬品/低分子医薬品、②ペプチド薬物複合体(PDC)医薬品、③多機能ペプチド複合体(MPC)医薬品)による医薬品開発を推進しています。

ペプチド医薬品はもちろんのこと、当社の特殊環状ペプチドが物性として有する強みを活かせる創薬アプローチへの展開を積極的に進めています。

各創薬アプローチの技術的な詳細についてはこちらをご参照ください。

当社の連結子会社であるPDRファーマ株式会社では、放射性医薬品の研究開発・製造・販売機能を有しており、診断薬24品目・治療薬8品目 (3製品カテゴリー)を国内販売するとともに、次世代放射性医薬品の開発パイプラインを拡大しています。また、既存製品の価値最大化に向けた適応拡大やソフトウェア開発についても積極的に推進しています。

PDRファーマのパイプライン詳細についてはこちらをご参照ください

④ 安定的に高い成長性を実現する独自のビジネスモデル

当社では、補完性が高くシナジーを創出する4つの事業戦略を展開することで、安定的に黒字を維持しながら高い成長性を実現する、独自のビジネスモデルを推進しています。

マイルストン型の収益モデルにより、一般的に投資回収までの期間が長い創薬開発事業において黒字ベースでの安定成長を実現するとともに、今後の進捗に伴ってより大きな収益ポテンシャルを期待できるパイプラインを積み上げることで高い成長性との両立を図っています。

また、毎年のキャッシュフローによる安定的な事業拡大、パイプラインの拡充を着実に進めてきており、2013年の新規上場以降は株式による資金調達を実施しておりません。

当社100%子会社のPDRファーマ株式会社では、放射性医薬品の研究・開発・製造・販売を行っております。ペプチドリームとPDRファーマの技術、ノウハウ及び提携ネットワーク等を融合し、RI-PDC(ペプチド-放射性核種複合体)を含む新たな放射性医薬品の創出、海外からの有望な放射性医薬品の導入等を進め、放射性医薬品事業の拡大を図っております。

PDRファーマの詳細については下記ホームページをご参照ください。
https://www.pdradiopharma.com/